後でコメント書くつもりだったけど、何書く予定だったか忘れてしまった(爆。いろいろと相互参照していてそれぞれ意見が述べられてるから、いまさら入り込む余地無いかも〜。

あ、ちょっとだけ思い出した。引用の順序が前後しますが…

あと、私流の解釈では、「もえたん」がこれだけ売れた大きな理由は、「世代を超えたおたくの連帯」だと思っています。馬鹿(褒め言葉)な漢の心意気に、漢がほれた、というか。その辺の気持ちも込めたつもりなのですが、うまく伝わっているかどうか・・・。(http://www.fukudiary.com/mt/archives/000277.html

アニメや漫画から遠そうな雰囲気の人でもガンダムドラえもんなどの名台詞は知ってるし、特撮の設定が現実離れしてることも気になってるはず。ポケモンのポリゴンが光り輝いて問題になったことも一般ニュースでやたらと知れ渡った。もえたんにはバラエティ番組由来のネタも多い(へぇボタンとか熱湯コマーシャルとか)。そういえば、

斎藤 『もえたん』には、特定の元ネタはないんですよ。
――えっ、そうなんですか。すでにネットでは元ネタをリストアップしているサイトもありましたが。
斎藤 元ネタというより、スタッフの集合的無意識から生まれた例文といったほうが適切だと思いますよ。だから、微妙にファジーな例文になってます。
http://media.excite.co.jp/book/news/topics/062/p01.html

こんな記事もありましたね。無意識に生まれてくるくらいの例文なんだから、とっつきやすいのかもしれない。
空想科学読本http://www.kusokagaku.co.jp/)がブームになったときもありましたっけ。いまでも続編出てるんですよね。アニメって実は学術と結び付けやすい分野だったのかも。英単語帳と結びつけることを最初にひらめいた人もそんないきさつだったのかなぁ。

「萌え」を「わかってる」ひとが、こういうのを出版として出せる位置にいるというのもあるでしょうね。(http://head.as.wakwak.ne.jp/games/#191040229

そうなんですよね。今や、出版社にも中央官庁にも新聞社(笑)にも、社会のかなり広範囲に、ある程度の立場で「萌え」が分かっている人が存在するわけで。そういう人々の様々な「いい仕事」に対して、次代を担う「萌え」者たちが連帯感を表明してくれている(古くさい言い方だな・・・)。「もえたん」が売れたのは、その一環ではないのかなあ、と感じています。(http://www.fukudiary.com/mt/archives/000280.html

振り返ってみると、ガンダムが本放送されたのが1979年で、ブームになったのがその翌年くらい(http://www.gundam.channel.or.jp/program/_fg_tv.shtml)。それから約25年、その頃沸いた人たちは今何歳なんだろうって考えると、企業や役所の幹部になりつつある頃なのかもしれない。あるいは、萌えの語源とも言われる土萌ほたるを輩出したセーラームーンSがだいたい1994年(http://shunia.at.infoseek.co.jp/sailormoonlist.htm)。それから約10年たって、その頃沸いた人たちは就職してる頃なんだろうか。
そう考えると、アニメを主要な文化としてとらえるような政策がとられたり、マスコミでここらへんの状況をより的確に表現されるようになってきてるのは自然な流れなのかもしれない。

ちなみに1994年というと、いじめ問題が顕在化した頃でもあるんですよね。大河内清輝君が自殺したのが1994年11月。ちょうどその世代と重なるということは、興味深いところでもあります。

とりとめないけど、こんなところで。